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窓の外にはビニールがびっしりと貼られて、家ごとラッピングされた感じです。ふぅ…。音と振動と臭いと、なかなかのもんです。事前にスケジュールの告知がされているので、今週はともかく家に居られないのが予想されたので、すたこらと日比谷公園に。松本楼でカレーを食べたあとは、日比谷公会堂。
ヤフオクで100円で落札した、某新聞社のご招待券「笹みどり&昭和のいるこいる&渥美二郎」………深い?実は渥美二郎さんはご近所でワンちゃんのお散歩とかされている時にすれ違ったりするの。なかなかナマの舞台を拝見する機会がないので行ってみました。

日比谷公会堂。きよしくんのおかっけをはじめた春の「夜桜演歌祭り」で行って以来。歴史がある建物ってことは、ホールへ入るのも2階へ行くのも、急で一段一段がやたら高い階段「しか」ない。バリアフリーとか無縁な感じだけど、昔の人はこんくらい軽々だったのでしょうね。鍛え方が違うもの。
さて笹みどりさん。クモ膜下で倒れて奇跡の復活され28年だそうです。なかなかどっしり重い渋い声ですね。着物もすごい!途中日舞?も入ってオリジナル4曲とカバー三曲。内一曲は「箱根八里の半次郎」だったのだけれど、前奏終わって歌い始めてしばらくして「あ!」と気づいたほど「何の歌?」状態でした。アレンジ含めてバーって難しい。司会者のかなり高齢な男性も、スルメのような味のある進めっぷりでした。
昭和のいるこいる師匠は「そそそそ」の合の手で有名なんだって。ゆるい感じの懐かしい笑い。

さて渥美二郎さん。笹さんと同じバンドとは思えないキレの良い演奏。渥美さんお抱えのバンドだったのですね。
16歳から流しをずっとしていて「可愛いおまえ」でデビュー、その歌に漂う哀しさや甘さに衝撃を受けて、カセットにラジオから録って(古!)聞き入っていたのは19歳の私。だからと言って熱心におかっけるほど、他のことで忙しかったあたしは熱くはなれなかったのだけれど。
この辺りでは新曲がでるびに色々なお店で見かける渥美さんのポスター。題名は知ってるけれど、これがあの曲なのね?と再確認するような感じ。合間でフルートやトルコ行進曲をアレンジしたピアノ演奏も披露。客席に下りて、流しの頃を思い出しますと、即興のリクエストコーナーで「柿の木坂の家」「別れの一本杉」などを5曲ほど、お客さんの声に答えて歌ったのですが。きよしくんもカバーしている名曲ばかりで耳慣れているはずなのに、改めて感動するほどでした。ホントに歌が「うまい」のですね。芸歴は来年で40年というのに、嫌味もなくおごりもせず。そんなところが会場に多く詰め掛けていたファンにはたまらないんでしょうね。ご近所の評判もとてもよい方なのです。胃がんという大病をされて死を覚悟されいろいろなことが整理されたのでしょうか…100円で来てちゃ申し訳ない感じでした。

引きもきらない花束&ご祝儀袋&ぽち袋&プレゼントの入った紙袋攻勢、きちんと握手で応える渥美さん。ほぉ。正しい演歌歌手のステージはこうなんだね。きよしくんでは考えられないけれどね。