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王子まで行く用事があったので、以前S子ちゃんに教えてもらったパン屋さんを記憶の糸を手繰りながら行ってみました。途中S子ちゃんに別件で電話しつつ、七色最中のお店があって、この辺を曲がって、あら。一本間違えた?とか言いながらたどり着きました。
。明治三十八年創業というこのお店は、お手頃価格で丁寧に作ったパンが多くてとても素敵。歴史だけを全面に押し出すのではなく、時代の流れに乗って培った技術を活かしている感じです。久しぶりに目移りしちゃうくらいいっぱいいろんなパンがありました。
店を出たらS子ちゃんからお店の場所を丁寧に書いたメールが届いてました。ほんとにいつもありがと。

帰りは都電荒川線で。終点早稲田から高田馬場まで歩いて、途中古書現世でセドちゃんの顔みて、とか思っていたのだけれど、大塚駅につく直前に「お江戸吉原事件帖」が最終回2時間スペシャルだったことを思い出して、速攻JRに乗り換えて帰ってきました。2週続けてみられなかったので、今夜は見逃したくなかったのね。
オンナがこんなに強かないだろうけれど、でも四人のスズメたちの活躍は胸がすきっとしちゃうのね。なかなか面白かったです。続編やってほしいなぁ。

毎日新聞都民版に東京都の公園の餌やり禁止条例の話がでましたね。
「餌をやりすぎると太って渡れなくなる」からという理由がどうよ、とは思いますが、餌やりそのものはやはりナンセンス、不必要と考えています。
少なくとも観光資源として都内の公園は「渡り鳥」のことを考えているわけではないし、飛来地で観光の目玉にしているところでは、きちっと餌そのものの質と量のコントロールがなされているわけで、無尽蔵に投げ与えているわけではないでしょ?

この条例は、ポケットにあるパンくずを、ちょろっとやっている人たちへ対するものではなく、大袋いっぱいのパンくずを花さかじいさんのように撒き散らして人々への警鐘でしょ?水質汚染とか、本来ヒトとの距離を保っている渡リ鳥が至近距離へ寄ってくることのリスクとか、そのあたりじゃないのかなぁ。ただポケットのパンくずの人も、大袋の花さかじいさんの人も「善意」からスタートしているところへ、小難しい理由を言い放つよりも、「鳥主体」での話にしたほうが納得はさせやすいかも。

善福寺公園のコハクチョウ騒動の時の餌やりの、半端ないひどさは今でも語り草だし。カレーパンとかおむすびとか、平気で投げ込むわけよ。池に。パン一斤丸ごとっていうのもありました。アンタが手に持っている時点では「食物」だけど手を放して池に投げ込んだ時点で「ゴミの不法投棄」になるんだよ、という話ですね。
確かにカモをはじめとする冬鳥たちは「餌を求めて」南下してはくるけれど、その餌は彼らが本来食べている「自然界」のものなのね、当然。
コハクチョウとカレーパンって一体全体...

この時期ずっと善福寺公園を見守っていた日本野鳥の会東京支部長の西村眞一さんのコメントも毎日新聞に出ていましたね。
「ペットじゃないんだから...」
ホントだよ。