おかげさまで個展無事終了しました。
 
3月1日から19日まで銀座画廊響きで「谷口高司ふく・福・フクロウ原画展2005」
を開催させたいただきました。会期中2日間のお休みをのぞいて、多くの
お客様にお運びいただきただただ嬉しく感激と感謝の日々でした。
本当に、ありがとうございました。
会期中、まったくホームページが更新できずじまいで自分がこんなに軟弱な
オンナだとは思わなかったのですが…実際、朝出て帰ってくるのが深夜で
寝る時間も新宿コマもままならない状態で、失礼いたしました。
いいわけ兼ねてこの3月…日記というか個展の総括というか…書き連ねて
いきます。3日ぐらいで完成するかなぁ…不安。
お時間のあるときのぞいてみてくださいね

写真をアップできればいいのですが…ちょっと容量がいっぱいなので…
フクロウの額だけで37枚、細かい額も併せるともっとの数を飾りました
今回は照明が美しい会場なので、額もちょっと光る系の金や銀が品良く
入ったものも選んでみました。ちょっと冒険でしたが、キレイに入ってくれてうれしかったです。マットも全部で8色使いました。これもはじめて。
テーマがフクロウで単一なので変化をつけられたかな?と。

私たちの前にこの画廊で個展をされていた須貝仁さんという方がいらして
この方はとっても素敵な墨の絵を描かれる方で広告代理店にもおつとめで
しかも高司と誕生年月日がわずか4日しか違わないという…とても素敵な方♪
私たちの原画展の最多ご来場のお客様でもありました。その須貝さんが
「せっかく自然のテーマでなさっているのだから、ぼくだったら…」と
といろいろお教えくださって…
まずは木の切り株にフクロウのヒナを描いた作品が増えました…これは義父が盆栽の台にしていたケヤキの大木の輪切りのものです。これはとっても評判が良くて、嬉しかったです。

そのあと、いつもお世話になっているベクトルのTさんちのサクラの枝を2本頂戴して、こちらにもフクロウを…口さがないSちゃんだけが「サクラにフクロウはないだろぉ」と口とんがらしてましたがこちらも女性のお客様から可愛いわあぁコール連発でした。

そしてキャプション。今回はうねが波のように入っているダンボールとよぶには惜しいような面白い紙の台紙に、「フクロウ=幸せ」ということで四つ葉のクローバー柄の紙にキャプションを打ち貼りこんでいったのですが…それも変更銀座伊東屋でホンモノの葉っぱを漉き込んだ和紙を見つけてきて、味わいが出るように水で濡らしながら手で切って行って。そこに雪が光るような紙に小さめなキャプションを打って。貼り直しました。キャプション一つでこんなにヵ以上の表情がかわるのね!というほど雰囲気が柔らかくなりました。
ただあとでもう一回伊東屋に行ったときに聞いたら漉き込んである葉っぱは
へチマの葉っぱと判明してちょっとがっかりだったのですが。ともかく
絵も入れ替えたり、今回初めて「色紙」も販売したり…それから開催記念の
美しいポストカードもベクトルさんに作っていただきました。
そうそうベクトルさんには今までの単色ポストカードをいろいろな色で
刷っていただいてこちらも会場をキレイに彩ってくれて嬉しかったです。
19日という会期の中で様々な挑戦をすることができたのは新たな発見
進化する個展とおいうのもあってよいかも…と思いました。

この画廊は2002年の11月にもさせていただいた画廊です
でもこのときは準備期間が5日で、なんとも悔いが残るものでした。
今回も急なお話ではあったのですが1ヶ月の猶予があったので
「野鳥」「ユリカモメ」「バーダー」「読売新聞」などにご掲載していただくことができたうえに、1000枚刷ったご案内葉書を郵送する間も無くお友達が配ってくださって…なにもかも有難いスタートをきることができました。

初日の夜はいつもお世話になっている方に来ていただいてささやかな
オープニングパーティをしました。会場の関係でお呼びしたくてもできない方がでてきてしまって…私たちは結婚式の披露宴以来、いっつもこういう宴には悩みを抱えている感じですね。およびしたい方がそれだけいるのは、いつもお心にかけてくださっている方がそんなにいてくださるという。幸せな悩み…

個展のたびに来ていただいているかたも多くて心苦しく思ったりもするのですが考えてみると楽しいことで笑いながら皆さん一同に会する機会って減っているのです
高司の年じゃなくても…10歳下の私の年でもなかなか無いのですね
逆にお葬式とか、お見舞いとか…そんな時にお会いすることは増えているけれど。
だから、ここはやっぱり楽しく♪とさせていただくことに。
当日は35名の方がご参集くださってとても楽しい会になりました。

私たちの大好きな方しかいない空間。狭くてもなんて心地よくて温かかったことか…
なんだか何回目かの披露宴させていただいているような錯覚におちいりました。お料理はムッシュソレイユの竹内さんに無理をお願いして善福寺から
届けてもらいました。お飲み物もバードライフさんベクトルさんはじめ差し入れをいっぱいいただいて…

幸先のいいスタートと、会場いっぱいの「福籠」でおかげさまで本当に
多くの方にお越しいただきました。
楽しむ会の方、野鳥関係の方、ご近所の方、同窓生の方、いっぱいのお友達、こどもの関係のママ・パパたち。そのおばあちゃまやいとこさん…
そして銀座の画廊を散策するのがお好きな方。
木村林吉先生という現代美術の大家の先生は2回もお立ち寄りくださって
画廊のオーナーさんは大感激しておられました。先生が長くお立ち寄り
くださるのはとっても名誉なことなのだそうです。ご高齢なのにしゃんと背筋を伸ばされて、いろいろなお話を私と長男にしてくださって。年をとっても凛と生きていくことができる…それは本人しだいなのだなぁとしみじみ思いました。
木村先生、須貝さんはじめ多くの方とお話させていただいたのは私にとって幸せなことでした。

皆様に心からの感謝を申し上げます。

っていうと、まるで銀座のママさんみたいね。
でも19日の会期で、お休みは二日で、それ以外の15日は着物着ていきました。

着物びっちりはまってます

朝とりあえず着てみて、半泣きでベクトルに駆け込んで、Sさんにきゅっと仕上げてもらって帯び締めてもらってそりゃもうの甘えっぷり。申し訳なし…お仕事中に。でもともかく毎日着たのはとてもよかったみたい。
着物が肌に馴染む…毎日同じ着物着ていたんじゃないけどね
なんていったらいいのかな?着物を着ていることに自分が馴染む?という感じ。草履は最初の一日だけで後は下駄。白い足袋は行きの電車で踏まれるから柄足袋か色足袋。お客様をお迎えする正装モードではないのですが、ともかく着物。

オークションで買っている着物ばかりなので…新品だけれどサイズはもちろんばらばら。
そこと襦袢の合わせ方とか、コーリンベルト使ったりとか。本一冊読んでも分からないことをさらっとSさんが教えてくれて、もう彼女は私の中では着付けの師匠。
習うより慣れろ…というあたりもあったのかめでたく着物きちんと着て、半巾帯までは自分で締められるようになり、18日の金曜日は師匠から「あら、いいんじゃない?」
とのお言葉までいただきました。

「うれしいな、はぁ〜ん♪」←これはきよしくんのコマ劇場
での一番受ける時の石松の台詞ですぅ

で、着物って無駄に食べないでしょ?着物汚すのもやだし→といってもちゃんとマイエプロンもって私はラーメン食べに行ってましたけど。紐もしばってあるから何となく苦しくなりそうだし
そんなで着物脱いだあとは心なしかほっそり?という感じ。これは19日間終わったら痩せてるかなぁと思って…途中乗りたい誘惑にかられながら禁体重計してたのにぎえ!!全然変わってないっ!何でっ!でも久しぶりに履いたズボンはゆるくなってたのよ!

私の着物人生始まったばかり。なのにこんな謎が!!
でもこれからも着物着ていこうと思っている私です。あったかいしね。しゃきっとするしね。

「"タマゴ式"鳥絵塾」

昨年来、ず〜〜っと出す出すと言っていた「谷口高司タマゴ式鳥絵塾」
これはタマゴの形を二つ並べて繋いでいくと鳥が描けますよ〜楽しいですよ〜
12色セット+ホワイトの水彩色鉛筆で、ほら、こ〜んなにキレイに描けます♪
という本で、わが社にとってははじめて手がけるノウハウ本。作り勝手が
分からない上に合間に色々越えなければいけない目の前の山があって
ほとんど狼少年っていうか狼中年になりかけていたのですが、若きヒロインS子ちゃんのふんばりによって、すごっく大前進しています。

5月の東京バードフェスティバルには間に合いそうです。わぉ!
でも間に合すために、S子ちゃんは休日出勤、深夜に及ぶ残業の連続で
心苦しい限り。私も遅れに遅れた原稿を一日14枚打ってみたり、画廊帰りにS子ちゃんところ寄ったりと。そりゃもうの気合。でも本って、こうやって作っているときが一番楽しいかも。まして一緒に作りたかったS子ちゃんとの本なので思いもひとしお。そ
のうえ、今度の本のデザイナーさんもとっても素敵で!
キュートな本になりそうです。
個展と併行してこの本がまるでゴジラのテーマソングにのってるかのようなすごい動きになっているわけで。

ふか〜く温かいお人柄の西村カメラマン様がこの本の写真担当。
いろいろな画材の撮影や、絵を活かしたものづくりの参考品撮影や
バージョン違いの額→額3種にマット6色入れてみたりとか…の撮影
手タレによる鉛筆の持ち方などを、のべ3日に渡る撮影をお願いしたり、
そのために画廊を使わせていただいたり、ギャラなし手タレを次男に頼んだり。

ともかくマット一枚から用意するのでこれはけっこうハードでしたね〜
嵐のような日々…実は今も送っているのですね〜描いた人は一抜けで
あとは箒で丹念に掃除するがのごとく地味な作業が続いています。
ここ2週間が頑張りどころ。良い子を産まなきゃね。

東京バードエスティバルにも出ます!

でタマゴ式の本が間に合いそうなので、5月14日(土)15日(日)の
東京港野鳥公園で行われる第2回東京バードフェスティバルへ
去年に引き続き、出展・出店することになりました。

14日にはタマゴ式の本の出版元の主催でお絵描き教室もさせて
いただくことになったし。じゃ、今年のブース名もフクロウは外して
「谷口高司タマゴ式鳥絵工房」にしましょうね、でも何する?という
小学校3年生ホームルーム並の相談を高司としつつTBF本部と
メール飛び交う状態。

ともかく昨年は最低のイベントだったので…天候以前に人的問題でね…だから今年は最初から意見を述べたら、私信で送ったメールを担当者の男性に送ったら、何とそれを主たる関係者に「谷口高司さんからこのようなメールがきています。でも書いているのは奥さんのようです」みたいなメモつきでメール回してくれたらしく。また新に怒り心頭。誰が私信で送ったものを、そんな扱い方するんだろうか?別にね私は間違ったこと書いたつもりもないし事実をありのまま淡々と書いて、改善して欲しいとしただけだからだれに読んでもらってもいいですけどね。

ふつーなら皆さんにみていただいていいですか?とか聞かないか?それとも主たる関係者と私は何の接触もないと思ったんだろうか?先方のメーリングリストに入っていた人で画廊にきてくださった方やらわざわざ電話くださった方に教えられて、釈然としないわよ。私は。谷口さんところの奥さんのヒステリーみたいにとらえる人が出たら暴れてやるからね!
といったこともありつつの5月14日15日ですが。ともかく新しく生まれる良い子→本よ!本、タマゴ式の本!→この子のために、お母さんは
強くならねば!で、こちらもスタート思いっきり切っています

我が家の面々

画廊・本・TBFそのうえ着物でいっぱいいっぱいのところへもってきて長男は
二浪確定!というか一つ受かったところは果たしてどうなのか?という
ところへもってきて、このシリアスな状況でオーストラリアにボーイスカウトで行っちゃってて、もうどうしようも無い感じ。人生の重大事にキャンプだぁ!?
何考えてるぅ!?大体芸大の願書出し忘れましたってところから大バカだろう!
と、そりゃ喧嘩もしましたさ。お茶掛け合ったり、包丁仕舞ったこともありましたともかく甘い!何の根拠か妙な自信みたいなものがあって。ともかく、かんべん。
もうすぐ帰ってくるからさ、一波乱必至。でありますが。
次男は担任の先生から「進級できることになりました」というお電話を
わざわざいただき…ぎえ!そんなシュールな状態だったんかい!?と激怒。
ともかくマイぺース過ぎる2人に振り回されてぐったり。誰が生んだ?といわれれば私が生みましたんですけれどね、ハイ。
ともかくご飯作っている時間もないし、かなり綱渡りな毎日。元気だけでもよしとするべきなのかなぁ…

そして君津にも行った日がありました。12の時からのお友達のKちゃんの父上が逝去されて会期中だったのですが、オーナーさんにお願いしてお通夜に。
お父さんとは彼女の2回の結婚式でも会っているし、個展も来ていただいたことがあるしで、私の父とも年恰好が近くて…だからお別れに。でも、君津!遠いですね〜
いままできよしくんのコンサートでも君津は避けていたけれど、あれは私の本能だね新幹線で2時間と、フツーの列車で2時間だと、やっぱりフツーの列車は疲れるのね。昔市原市民会館につんくを見に行ったときも遠かったけれど、それ以上。

でも、お母さんも気になったし、一人娘は気の利くほうじゃないから心配だしで。行ってお別れさせてもらってよかったのだけれど。何ともきらびやかなお通夜でそれがそこの斎場のフツー仕様と聞いて、金権千葉は葬式も派手…と脳に刷り込んだ私。
エンジ色の漆に金の留め具の祭壇、何たって金の龍が水色のお札みたいの抱えてて、足元は全部お花で灯篭が七色のが廻っていて、個人を偲んでのスライドショーまであるなんて。初めての体験。

ラーメンも銀座の美味しいといわれる店は前回の個展の時に行きつくした感があってわずか3軒記録更新。他は8丁目の泣くほど美味しい「勇」に通ってましたまぁくんというマスターがなかなか素敵な…というかユニークなお方で。でもラーメンはほんとに素晴らしい味!もう1軒、3丁目にあった歌舞伎役者さんたちがひいきにしているお店は昨年11月に閉店になっていて。おばあさんがこつこつ作ってらしたから、何かあったのかなぁと。心配で残念
後は新橋「味のT」ともかく店の名前に味の…とつくのは?もんだけれど。しかもネオンギンギンだし。でも399円ラーメンというのがあって。なんともなチープさ。
ラーメン一杯にこだわりきる気力がないと、人間ずるずる坂を転げ落ちるみたいに妥協していくのよね〜いかんいかん
ともかくお昼食べ損なって、夜かきこんでみたいな胃にカワイそうな生活してました。