今日はすごく楽しみにしていた東京港野鳥公園での「谷口高司と野鳥を楽しむ会」です。

今回は参加される方は少なかったのですが、いつも来てくださるKさんと
Hさんが、この公園のボランティアや観察会リーダーをされているので、楽しいお話盛りだくさん♪とても勉強になりました
木に詳しい方Kさんには実のなる木のことをいっぱい教えて頂きました。食べてごらんないさと、鳥の好物、ウメモドキを指差しておっしゃるので…しかもご自身でも口に含まれたので素直に思いっきり食べたら、下が3回転半するくらい苦かったです。え〜ん!

ハワイのメジロは唐辛子を食べると現地のママたちに聞いたことがあります。
大好物なんだって!「ほんと?」と思ったけれど、このウメモドキ食べたら何だか思いっきり納得してしまいました。次のガマズミはほろにがすっぱいけれど甘みも少し会ってニッコリ。コブシの実がはじけて細〜い糸をたらしながら実だけがでろーんと伸びているのも面白かったです。

鳥は、あの台風の後なのでどうかな?と思っていて描く鳥は「カワウ」に
していたのですが!なんと!
◇タシギの群れ→こんなに観たのは20年ぶりです私。地味なシギだけれど 羽が生えかわったばかりで色もシャープな感じ。「美しい」と感じました…20年前には「美しい」とは思ってなかったなぁ。侘び寂び世界へ突入?
◇オグロシギ→これはとっても美形なシギ。絵に描いたようなシギです。
 もうこれが目の前で餌つついてくれて感激でした。
◇セイタカシギ→私が鳥を観はじめた頃は「珍鳥」憧れの鳥でした。
 この公園がまだぶっきらぼうに「大井」とだけ呼ばれてたとき、わざわざ
 この鳥だけを観に来た記憶があります。誰もいない汐入の池で興奮して
 望遠鏡のぞいている24歳の私…ちょっと変わっっていたかもです。
 いまでは葛西あたりでも少し繁殖していて「お楽しみ」の鳥に。
 濃い灰色の背、白いおなかと、足のきれいな薄紅色の対比がきれい

他にもね、いっぱいいたんです。アオアシシギやウミネコやオオバンや…
でも描いた鳥は「カワウ」
ジミ系な鳥の好きな鳥博士のHさんも実は「カワウ」には恋心を描けないタイプらしく、「私とお、一緒!」とますます好きになりました。

そして3時目指して新宿御苑へ。
ここのギャラリーで楽しむ会にきてくださってるEさんとRさんが
バードカービングの作品を出展中で、3時で閉まってしまうので大急ぎ。
Eさんはオオルリ…羽のグラディエーションがとってもきれい
Rさんはカワセミ…とても可愛いプチサイズのカワセミ、キュート!
そして何と見知った名前「◇◇◇」と名を掲げてあるツバメの風見鶏の作品が
私たちの知っている「◇◇◇」さんは写真家で、鳥すごく知ってるけど
絶対えばらなくて、すごく良い人。高司氏の後輩でもあるのです…でも
この作品って!?おしゃれな作風がもしやとも思いつつ、でも彼がカービングやってるなんて聞いたこともなくて…思わず奥さんに電話しちゃいました。

「そうなのぉ」と美人妻の一言。「いまそちらにいるはずです。マミズクラゲもみたいっていってました」とのことこの「マミズクラゲ」に猫vsマタタビみたくらい反応したのが高司氏。
「りつこちゃんもみたいでしょ?」「??(なんで私がクラゲみたいか?)」
ま、内なる声をおしころして温室まで。なんだか突然沸くものらしい
マミズクラゲ。

善福寺池でも40年前異常発生して、義父と高司氏でいっぱい取ってきて水槽に飼っていたら、ご近所の昭和天皇のご親戚から「おじさんがみたいっていっているから…」と所望されて献上?したらしい。
義父はたいそうもったいながっていたんですって。→この場合のもったいないは、「ありがたい」んじゃなくって「あげるのが惜しい」のもったいないです→私は義父のこんなところ大好きでした…

温室の池…台風で水がにごっていたものの…わぉ!いるいる!海にいるこんにゃくのおばけみたいなものじゃなくて、人差し指の先ほどの小さくはかなげなのがふわふわと。
もう高司先生大興奮!池に張り付いたまんま、とても幸せそうに覘きっぱなし。
こういうとき「ほんとに良い人!」と思える心理状態で私がいるのって稀なので、マミズクラゲ以上に彼はラッキーでしたね。違う時空で生きているのでふつーの生活の時にはすごく大変なオジサンなのです。

生き馬の目を抜くどころか尾の毛まで抜きたいタイプの母子に囲まれ、父たる彼の立場は常に不安定…

生き物三昧で、楽しい一日でございました