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以前、谷津干潟に伺った時に、所長のSさんからいただいた本物の「あさくさのり」です。
あさくさのり、って江戸前のもんだと思ってましたが、この海苔は、ツルで有名な出水のもの「野口だね=出水あさくさのり」です。

海苔一筋株式会社林屋さんのパッケージにはこう書いてあります。

 海苔の最高品種「アサクサノリ」の中でも特に評価の高い
 「野口だね(出水あさくさのり)」。
 1970年頃、九州鹿児島野口地区の漁港沖には、
 従来からの天然採集による要職を続けている漁場があり、
 そこは県本土と数百m起きの蕨島とこの両者を結ぶ
 干拓樋門堤防とによって囲まれた閉鎖的な漁場でありました。
 地元では「地っ子の海苔は移植海苔より美味しい」として
 その漁場へ他の品種が入り込むのを禁止する措置をとってきました…

とあります。特殊な環境の中で大切に育てられた海苔。
色目は若干黄色みがあるのですが、海苔のいい香りが口の中いっぱいに広がってかなり幸せ。
これと、白いご飯、古式井上醤油があれば、何もいらない…
と思うくらい美味でございました。

Sさん、ご馳走様でした!