テレビ東京は、古くは「演歌の花道」、年末のお楽しみ「懐かしのメロディ」、毎週末早朝流れる「洋子の演歌一直線」「サブちゃんと歌仲間」と、ことのほか演歌に力を入れているテレビ局。
東京ローカルで演歌という、なんとも言えないバランスが大好き。

今夜は「懐かしの昭和メロディ」やってましたね〜。

往年の名歌手で、いまお元気な方がおでましになるのがNHK歌謡コンサートの「時代の歌。こころの歌」コーナーで、それはそれでありがたいのですが。
今日の番組は、一番元気のよい頃の映像をふんだんにつかっていて、なかなかの見ごたえでした。

鶴田浩二さん、男の色気、私は小学生のころから、素敵な渋いおじさまと恋焦がれておりました。
ま、「おじさまLove」のポジション、中二で「風と共に去りぬ」のクラーク ゲーブルがとってかわるのですが。
オールバッグのヘアスタイル、弱いかもしれません。

青江三奈さん、あの声が素敵。
19歳の頃、バイト先の歯科衛生士さんがはがき応募して、TBS歌番組にあたって行ったことがあるのです。丸いテーブルに数名で座ってステージを囲む雰囲気のある番組でした。その時に、有名どころがいっぱいでていたはずなのですが、今も鮮明に覚えているのが青江三奈さん。
雰囲気のある、大人の歌い手さんでした。

フランク永井さん、低音がホントに心に響きます。
高司が大好きでカラオケでよく歌うのが、「夜霧の第二国道」「こいさんのラブソング」「東京カチート」「公園の手品師」。けっこうお気に入りらしい。

松尾和子さん、「再会」大好きでした。
小学生の私が、歌を聞いて映像を思い浮かべることができたのが森進一さんの歌う「人生の並木路」と、松尾和子さんの「再会」でした。
“海より深い恋ごころ”“小さな青空 監獄の壁”あたりに、思い切り妄想を膨らませたものです。

今の時代は、歌があまりにも「お手軽」になりすぎている気がしてなりません。
「使い捨て」られているような、サビ部分だけしか知られないうちに時が過ぎてしまうような、ただただ言葉を並べ立てているような…
練られていない歌が多すぎるように思います。

うすっぺたい歌…

ばかりが耳に入ってただ通り過ぎて行く。
10年後にも皆が歌い継いでいる歌が、果たして何曲あるのかしら?
などと、まったりと「懐かしの昭和メロディ」を聴きながら思った次第。