余震も落ち着いてきたので、今夜は肉じゃがにしました。
そんなに何時間も煮るわけではない、ものの30分でできる蒸し煮の肉じゃがですが、やはり火を長く使う気分にいままでなれなかったの。

お芋が中ぐらいの5つしかなくて、う〜ん少ないか?と唸っているところに、飛んで火に入るご長男さまご帰還で、イモ追加の買い出しを依頼。彼は肉じゃが大好きなので2つへんしで出かけて行って、二袋も買ってきてくれました。
さすがに3袋分13個なんて多すぎなので、9個を皮むいて、人参切って、玉ネギむいてっと。

野菜の皮もまるのまんま食べるのがエコにもいいとは、もちろん思っているけれど、以前、皮には栄養も貯まるけれど土のいろいろなものも貯まる、と聞いたことがあったので、このご時世、しっかりと皮をむいて防御の姿勢。

肉じゃがでご機嫌モードになった長男は、次男をつかまえて、いきなりしりとりをはじめました。

お題は「カタカナでかっこいい響きのもの」だそうです。

え?かっこいい響きって…

山のようにいろんな言葉が羅列され、そのうち彼らがiフォンを使いはじめ、高司も地図を握りしめて参戦。
私一人、自分の脳みそだけという丸腰状態で浮かんだものと言えば…

■イルクーツク物語:別役実さんの戯曲で10代最後の頃はまった作品、不条理ってことばを初めて知ったんだわ

■ウオータールー インターナショナル ステーション:ロンドンの駅。ユーロスターがここから出ているの。

■ノイシュバインシュタイン城:写真で有名なドイツのお城だけれど、「白鳥城」とよばれるほど、優美じゃなくてちょっと、がっかりなお城

■チグリスユーフラテス川:これが言えたとき、あ、あたしって大人になった?って思ったんだけど、ええええ?何処流れている川だっけ?

■ジョージ・ベンソン:私の数少ない洋物音楽で聞いたことがあるジャズ・ミュージシャン。弟がはまって武道館とかにも聴きに行った……あ、「ン」だから駄目じゃん

息子たちのあふれ出る語彙に比べると、私の脳が退化をしつつあることを実感しますね〜
「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」とか「ストラトフォード・アポン・エイボン」とか人生でもう一回は訪ねたいと思っている場所の名前が出てこなかったのが、ことのほかがっかり。

私は小さい頃から、カタカナ系がとっても弱くて「赤と黒」も「アンナ・カレーニナ」もロシアの人名が何回過ぎて、何度挑戦しても、叱られた犬のように尾っぽを丸めて逃げてたくちなの。
「大きな森の小さな家」シリーズになんであんなにはまったかと言えば、おそらく主人公の名前が至極明快だったからにほかなりません。

みなさんの考える、かっこいいカタカナの言葉ってなんですか?


今夜はDSの「文字ぴったん」で文字遊びをしながら寝ることにします。