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震災の影響で…納豆菌が駄目になったり、パッケージが入手困難になったり、ラベルが在庫がなかったり、品薄になり、さらに放射物質吸着にこのネバが役立つとかで、品薄に拍車がかかった「納豆」

それでもこのところ、原産を茨城にこだわらなければ、少しずつ手に入りやすくなってきたと思います。
先日はラベルなしの発泡スチロール丸見えの、納豆も店頭で見かけました。
かなり嬉しい傾向です。

私の理想の納豆は、国産の豆というのはもちろんだけれど、経木に包まれた昔ながらのもの。
個々にプラスチックや発泡のケースに入っているのは、あまり好きではありません。
買いもの基準でいえば、ヨーグルトもつとめて紙パックのものを探します。
これもあえてプラ包装である必要がないかなと思うから。
なんだかエコじゃないと思うし、納豆は特に個食である必要もないだろうし。

写真の「斉藤さんの納豆」は、無添加食品や有機野菜の草分け的「正直村」のものです。
熟成に時間をかけているせいか、コクがあります。

子どもが小さい頃は「斉藤さんの納豆」の普通タイプの粒の大きさのものを、毎日のように食べさせていました。
ホウレンソウや小松菜を細かく刻んで入れたせいか、葉物野菜に抵抗なく、大きくなりました。
卵や鶏肉、牛乳にアレルギーがあったので、納豆はかなり貴重なたんぱく源でした。

今日、被災地の避難所で、食品にアレルギーがある人へ対するケアが必要ということを、力説しているテレビ番組を見ました。
青魚でアレルギーを起こす人は、それらの食材が入ったお弁当を食べられない…でも代用品もないとのこと。
青魚だけでなく、卵や、鶏肉、大豆、そば、牛乳など、様々な食品に対してのアレルギーを持つ人は、世の中に多くいるし、その人たちにとってその食料は「命の糧」ではなく「命を脅かす存在」。

もしうちの子たちが小さい時に、同じ様な状況に陥ったらと思うと、かなりドキドキしました。

長男が、小学校入学時に牛乳NGということを学校側に理解してもらうのに、とても根気がいったのが20年前。
水筒をもたすことすら大変でした。
4年後に入学した次男も、牛乳NGで…と学校に説明に出かけると、あっという間に話しが終わり、たった4年で、アレルギーのことに対する認識や理解が変わったのだなぁと驚きました。

それからさらに時が過ぎ、今ではレストランのメニューなどでも、アレルゲン表示がなされたものを見るまでになりました。でも、この非常時では、そこまでの対応は難しい。となると、食べない選択しかなくなるのですね。
そんな方たちの命を守る活動をしている、ボランティアの方も紹介していて、ちょっとほっとしました。

ちなみに今日のお昼は納豆そば…このメニューだって人によっては完全にNGだけれど。
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