35efa76b.jpg今夜の「谷口高司と野鳥を楽しむ会」は「マガンを描こう」でした。
マガンの毅然とした雰囲気をどう出すか、羽の一枚一枚のヘリにある白い模様をどう出すかが、2大課題でした。

ふだん、小鳥が好き!という方や、飼い鳥を飼っている方には、大型の水鳥はちょっと敷居が高いのかな。バランスをとるのも難しかったかも。

高司先生は「雁風呂」や「雁に長幼の列あり」といった、いろいろな蘊蓄を述べつつ、皆さまの作品の修正も少しして、約2時間、皆さまにマガンを描いていただきました。
雪のはらはらと降る中、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

塚本洋三さん著「東京湾にガンがいた頃」という、渋い本が文一総合出版から出ています。塚本さんが、環境を知る上で貴重な資料となる、モノクロ写真の散逸を防ぐために、バード・フォト・アーカイブスという会社を立ち上げ、広く、写真の寄付を声かけしている過程で出逢った写真と、ご自身のお宝写真満載の本です。
この本の表紙は、東京湾の空遠くに群れで写っているガンの写真です。モノクロ写真はカラーに比べて無口だけれど、訴える力がすごい!もっと多くの方に、この本を手にしていただきたいなと、思います。


東京湾にガンがいた頃―鳥・ひと・干潟どこへ
東京湾にガンがいた頃―鳥・ひと・干潟どこへ