40b9190c.jpg鉄道屋の娘なので、電車とか、踏切のある景色とか、大好き。

先日、町屋に行った時に、都電の踏切の脇にタンポポが咲き乱れていて、なんとも懐かしい気持ちになりました。
いまは、踏切や線路の合間に雑草が生えている電車を都内で探すのは、難しい気がします。
でも私の小さな時は、踏切の脇にタンポポとか生えてて、モンシロチョウが飛んでいました。

ハルジオンもよく生えていて、私が摘もうとすると、「この花の種が耳に入ると耳が聞こえなくなる」と母が怒ったことを何故か思い出します。何の根拠があって…とも思うのですが、この草って地域によっては「貧乏草」と言われ、折ったり摘んだりすると貧乏になると言われているようなので、どっちにしても摘まないでよかったのかも、ですね。

東府中にあった実家からは、京王線の線路がみえて、新宿の京王帝都本社に出かける父に手を振って送ったのも懐かしい思い出。あの時の京王線はチョコレート色だったような気がするなぁ。緑の車両ができたときは、色が派手で、すっごく気恥ずかしかったのだもの。
京王線がどんどん西へ延びていくのが、子ども心に誇らしかったものです。

そんなこんな…踏切の脇に咲く小さな花が、いろんなことを思い出させてくれました。