日本は島国。
それぞれの大きな島、小さな島で独自の進化をとげた、さまざまな生物がいます。
その存在を怯えさせているのがネコというとぴんと来ないかもしれないけれど。
けっこう、いまいろんな島のいきものがノネコ、野良ネコに食べられまくり、狩られまくっているという実態と、その対策、法律的にはどうなのか、という盛りだくさんの内容のシンポジウムに出かけてきました。
会場が早稲田なので、高司先生的にはセンチメンタルジャーニーの色合いもあっての参加でした。
びっしり5時間。
久しぶりに脳を使っていろいろな方のお話しを伺って、とても勉強になりました。
ネコがヤンバルクイナをかみ殺しました、
ネコがアマミノクロウサギの赤ちゃんを巣穴から食べました。
で、ネコを排除しようとすると、可愛いネコに何をするという抗議が必ず出るそうです。
その方たちには、殺されたヤンバルクイナやアマミノクロウサギへの思いというのはないのが不思議。
まして、天然記念物や、絶滅危惧種は国の財産だから、国民は守るべき義務がある、という大前提すら踏まえていない。
犬は登録制だれど、ネコは違う。
いろんな問題山積みを痛感した一日でした。
人間ですね。
猫だけがなぜ責められるのでしょうか?
身勝手な人間が生態系を乱したからではないでしょうか?
あと犬は登録制、猫は登録制じゃないといいますが
狂犬病のワクチンを打ちたくないということで
5割近くの人がワクチンと登録をおろそかにしています。
猫が特別悪者にされるのは気分悪いですね。
猫だって生きるのに精いっぱいなのに
身勝手な人間の責任を猫に押し付けないでください。