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空を仰ぎみるときはどんな時だろう。

ただ素直に、夕焼け空がきれい!虹が大きい!あ.飛行機雲♪ってみあげる時も多いけれど。

例えば、姑が亡くなった夜の空の色の深さとか。
父がなくなる日の朝の、秋空の美しさとか。

思い出す空はそんな哀しみを背負っている時の方が多い。

ここの数日、親しい方や、お友だちの親御さんの訃報が相次ぎ、かなり切ない。
もうお年だから…では片づけられない。
その方の人生や、その方との交わり、触れ合いなどを思いだし、さらに苦しい気持ちになる。

そんな時も空を仰ぐんだね、人は。

だから教会の尖塔はあれだけ高いんだと、ふと思った。

写真はウルムの街にある1300年代から500年かけて建てられた、ウルム大聖堂。
この尖塔は161.53mでヨーロッパ一高い尖塔。

尖塔がある空は、なんだか落ち着くと思ったのだけれど。
尖塔は、空の上に逝った人たちへ思いを届けるための、道具のような役目もあるのかな。