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鳥のお仲間うちで話題になっていた、三井記念美術館の「国宝 雪松図と花鳥〜美術館でバードウオッチング」。締め切りの合間にやっと来ることができました。
三井財閥の御先祖に当たる方々には鳥好きさんが多く、好きでコレクションを集めている方ばかりでなく、絵や造形物で鳥への思いを残されている方もおられて、圧巻の展示でした。

中でも自慢のコレクションは全長17mにわたる「鳥類真写図巻」とかで、これがもう、息をのむほどの素晴らしいものでした。
当時の画材と紙と筆で、これだけの絵を残せるのだろうかと思うほど、丁寧にいろいろな鳥が描かれたものです。
ホトトギスで始まってアオバトで終わる図巻。

私になじみのあるのは図鑑。絵を鑑みる本ですね。
でも今日のは絵を巻き物にしてある、一大絵巻。

お金持ちのコレクションってホンットすごいよね〜と小声でいいながら、館内をみつつ。
あれ?こんな言葉を前にも吐いたぞ、と思ったら。
ウィーンのシェーンブルン宮殿の、ハプスブルグ家のコレクションをみた時だ!と思い出しました。
好きなものに対して、御金に糸目をつけないコレクション。
どぎまぎします。

多少偏ってても質のいいものが並んだらそうれはそれは壮観。
これを一部のハイソのな方々だけが愛でていたと思うとため息ものです。

こんな庶民でもみせて頂ける時代は幸せですね。