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谷口高司45冊目の著書ができました。
絶版となっていた「Field Guide to the Waterbirds of ASIA:アジア水鳥図鑑」の跡を継ぐ「Field Guide to the Waterbirds of ASEAN::ASEAN水鳥図鑑」共に英語版です。
申し訳ありませんが、販売不可の図鑑で、一般には出回りませんが、これも谷口の仕事の一つのかたちなので、お知らせさせて頂きます。

「アジア水鳥図鑑」絶版以降、多くのアジアの研究者のみなさまから、熱烈な再版を望む声を頂いてきました。
谷口の図鑑は、まずチームを作って頂き、学者・研究者・レンジャーなど、最前線で野鳥保護活動・研究をしている方たちの監修・テキスト編纂の基、作られていきます。
今までも、これからもそのスタイルは変わりません。
でも、多くの人が携わる分、作業も複雑になり、図鑑作成にかかる経費も驚くような額になってしまいます。
いま、日本で、無私の思いで今回のようなレベルのチームを作っての図鑑作成は、とても難しいのが現状です。

今回は、熱烈なリクエストを受け、友人でもあり、北海道大学で学んだこともあるソウル大学の李宇新教授が中心となり、話しをすすめてくれました。
彼と、バードライフ東京のシンバチャンさんの尽力で、アジアの若手研究者が集結、9月のタイ・バンコクでの会議を経て、さらに調整、最新の知見が詰まった本となりました。
話が立ち上がってから、わずか1年5カ月で、本の形にしてくださったアジア各国の若い研究者の熱意には、ただただ頭が下がります。感謝しかありません。

「アジア水鳥図鑑」は、カンボジアの戦禍のなかでも、この本を抱え保護にまい進していたレンジャーの話しを聞きました。
「ボロボロになったけど使ってるよ」と多くのアジアの方にも声をかけて頂きました。
新しい命を吹き込まれたこの図鑑が、ASEANの水鳥の、ひいては世界の水鳥たちの保護に役立ってくれればと、心から願っています。

※この図鑑は、幾つかの基金からの出資で作成され、研究者が野鳥保護のために活用することが大前提ですので、残念ながら、販売は許されていません。
主だった研究機関や博物館などへの寄贈を検討できたらと考えています。
※申し訳ありませんが、数に余裕がないため、日ごろお世話になっている方や、親しい方にも差し上げることもできません。
リクエストを頂いてもお応えできませんし、個々への対応も致しかねます。ご購入を望むコメントにもお応えしないと決めておりますので、ご容赦ください。

販売を前提としない図鑑というのは、初期の韓国図鑑(ハングル版・英語版)、モンゴル図鑑に続いて4冊目になります。多くの方の手にとって頂けないのは残念ですが、まずは研究者のためにということでご理解いただければと思います