ジュンク堂書店吉祥寺店七階フェア台。
「谷口高司と野鳥フェア」開催中です。
早いもので10月も、もう2/3終ります。
という事で、今日はこちらの絵をお持ちしました。
このフェアで計10作の原画を飾ることができました。
そのうち3点は、本の表紙絵の原画です。
足を止めてみてくださるお客さまも多く、ありがたい限りです。
一番左のイラスト2点は、JTBパブリッシング刊「図鑑と探鳥地ガイドでまるごとわかるバードウオッチング」の表紙に登場してもらった作品です。
以前、本の表紙は
「ここがタイトルで、ここが著者名なので、この辺りに〇〇を」
と、最初からきちっと決めて描きはじめるものが多かったのです。
でも、この頃では素材を多目にお渡しし、デザイナーさんが出版社や本のイメージを元にデザインを仕上げてくださることが多くなりました。
この本の表紙を作っている時、銀座での個展のご案内ハガキをベクトルさんに考えて頂いている時と重なっていました。
本当に偶然に、全く同じ時期に、表紙とハガキができあがり、同じようなデザインで使われている鳥がこの「マヒワとハイイロチュウヒ」だったので、とても驚いたことがあります。
いつもいろいろ相談に乗ってもらっている編集者のSちゃんに
「どうしよう?こんなことがあって、鳥もデザインも手抜きみたいじゃない?」
と聞くと
「表紙って一番もめるんですよね。責任なく意見をいえる部分だし。それが、全く同じデザインであがってくるなんて、奇跡のよう。そのまま行きましょう!」
と肩を押してもらったのも懐かしい思い出です。
そんな思い出の2枚も絶賛公開中。
みなさまぜひ!お運びくださいね。